Mの部屋(仮題) リターンズ

英会話スクールとかオンラインレッスンとかTOEIC(985点)とか英検(1級合格)とか工業英検(2級)の情報を公開、共有。しばらく前にHPを公開していたがサービスが終了、久しぶりに復活したので、"リターンズ"。英検でも、TOEICでもそこそこ挫折を味わって、色々考えてきたので、参考にしていただけることはあるかも。


翻訳学習についてのまとめ(学習歴2年未満)

翻訳の勉強を始めて1年半以上経過した。

GengoやConyacなどのオンライン翻訳サービスのテストに落ちて以来、どんどん翻訳にはまっていき、学習を続けてきた。

最初は英語を日本語にするということしかわかっていなかったが、本を買って勉強したり、工業英検を受けたり、翻訳祭に参加したり、アメリアに入会したり、翻訳について徐々に理解が深まってきた。

翻訳学習で学んだことを整理してみる。


翻訳のための重要なポイント

英日翻訳するのに必要なポイントは下記の5つあると思っている。最初の3項目は、割合初期の頃から必要だと思っていた。その後、後の2つも重要だと気付いてきた。

 

1. 英語読解力

英文を理解する能力。正確に理解できないと正しく翻訳できない。

翻訳する際に、誰でも理解できるところでは差がつかないが、難しいところをどれだけ理解できるかで、差が出てくるのだろうなと思う。

 

2. 調査力

内容を知らない場合は、調べてその事実関係を理解する。また、知らない語句や言い回しなど語学的にも不明なところを調べないといけない。

 

3. 日本語表現

もとの英文にふさわしい日本語で正しく表現できる能力。技術文書、法律文書、製品説明書、小説など、状況によって使う表現は全然異なる。例えば、英語のマニュアルの文章を理解できたとしても、そもそも日本語でマニュアルをある程度書きなれていないと、きちんと訳文が書けない。『トライアル現場主義!』を解いていて気付いた。

 

4. チェック力

誤字、脱字や作業指示に従ってるかなどのチェック。『トライアル現場主義!』によると基本的なミスはトライアルでは減点が大きいようであるが、なるほどと思った。確かに、数字の値を間違えるなどのミスは、単純なものではあるが文書としては影響が大きい。

そのような基本的なミスを防ぐためにチェックするノウハウは自分で蓄積していかないといけない。自分の場合は、主に使っているのが検索機能。原文、訳文で同じ値や言葉の場合、検索機能を使って、同じことを確認している。また、プリントアウトしたもので確認した方が確認の効率は良いようである。

 

5. コンピュータを使いこなすための能力

これは思ったより重要だと気付いてきた。翻訳はパソコン環境でやるので、OS, アプリケーションソフト、ツール辞書など活用できればそれだけ、効率的に作業が進められる。

仕事として翻訳をする場合、報酬は1wordあたりの単価によって決まるようである。1日あたり1000語翻訳できたとして、もしPC環境などを工夫して効率を上げて、2000語翻訳できるなら、収入は倍になる。効率は重要である。仕事の場合、報酬に直結する。

自分は、実はPCを高性能なものに買い替え、Keyboardマウスを購入し、Kanzasiを導入し、モニターも購入しマルチディスプレイにしている。

(ちなみに、モニターはAmazonのセール期間に安くなっていたので、2回ともセール期間に購入した)

 

 

 

東プレのキーボード購入!あとATOKも。 - Mの部屋(仮題) リターンズ

 

その場で調べられる英日辞書、Chromeの『Google Dictionary』が便利!! - Mの部屋(仮題) リターンズ

 

『AHK版かんざし』で世界が変わった! - Mの部屋(仮題) リターンズ

 

LogoVista辞書を「かんざし」で使う! - Mの部屋(仮題) リターンズ

 

結局マウスを4個購入!(AHK版かんざし活用のため) - Mの部屋(仮題) リターンズ

 

 


勉強法など

最初は市販の本などを買って勉強し、その後アメリアに入会した。

市販の本で結構多くのことを学べると思うので、そういうのから始めればよいと思っている。

ただ独学だと自分の訳のレベルがわからない。そのためにアメリアに入会した。専門的な翻訳学校や通信講座だとかなりコストがかかるのため、アメリアを選んだ。

翻訳のレベルは上がってきたと思うが、プロレベルには届いていない。アメリアでいうと、Aは取ったことがなく、Cが多い。アメリアではBで安定すると、トライアルに通る確率が上がるそうである。

勉強法としては、自分で訳して書く→解説を読む(→訳例を書く)というのが、有効だったと思う。訳例まで書くと手間がかかるが、訳例を書き出すと、自分で使える言葉や表現が広がる気がした。

 

以前ブログで紹介した本ばかりであるが、これまで翻訳の勉強でレベル向上に役立った本をあげてみる。

 

 

 

翻訳とは何か: 職業としての翻訳

翻訳とは何か: 職業としての翻訳

  • 作者:山岡 洋一
  • 発売日: 2001/08/27
  • メディア: 単行本
 

 

 

英文翻訳術 (ちくま学芸文庫)

英文翻訳術 (ちくま学芸文庫)

 

 

 

 

 

まとめ

翻訳学習を続けていて、翻訳は言語を扱うものなので上達に時間がかかると思う。

分野ごとに文章や作法が違うので分野を絞るのは重要だと思う。その分野の文章を日本語で書きなれていないと、きちんとした訳文ができない。

翻訳するために作業効率を上げるのは重要。

 

あと、ちょっと気になっていること。翻訳力のレベルアップは時間がかかり、簡単ではない。一方、今の世の中、機械翻訳が進化していて多く使われるようになっている。昨年アメリアでカウンセリングを受けたときにも、ポストエディットの話を聞いた。機械翻訳したものを修正するという仕事で単価は翻訳より安い。翻訳者にとってはどんどん厳しい時代になっているように感じる。

 

 

 

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