『AHK版かんざし』はオンラインの辞書、ローカルの辞書、グーグルなどを効率的に検索するためのツール。
内山氏のAHK版かんざしのサイト
https://uchi-com.jp/kanzasi/ahk.html
以前から『AHK版かんざし』のことは知っていて、数か月前にPCにインストールして、動作確認もした。
でも、全然使いこなせていなかった。そのため、Win7サポート打ち切りのためにPC環境をWin10に更新して以来、すっかり存在を忘れていた。
『Zero to one』という本を読んでいると、technologyの利用による労力の低減の話が書いてあり、存在を思い出した。
それで再度、インストールしてマニュアルなど読みなおしてみたところ、非常に便利だと気付いた。
AHKとは何か?
AHKというのは、AutoHotKeyというWindows上での色々な操作ができるスクリプト言語である。
少し調べて試してみたが、かなり色々できるようである。自分で動作を確認してみたところでは、プログラム起動、ファイルオープン、ファイルからのデータ読み出しなど色々な機能がある。それらの機能を組み合わせたものを、自分でショートカットキーに登録できる。それを利用して、作業の効率アップができそうである。
そのAHKを利用して辞書等の検索用に特化する形で公開されているスクリプトが、AHK版かんざしである。
AHK版かんざしで何ができるか?
(1) ショートカートキーで小窓からの検索
ショートカートキーで小窓を開き、そこに検索ワードを入れて、オンライン辞書、グーグルなどを指定してEnterを押すと、ブラウザが起動して検索結果が表示される。
(2) Webサイトやファイルのテキストを選択しての検索
Webサイトで、単語を選択して、ミドルクリックしメニューを出す。そこでオンライン辞書やグーグルなどを選択すると、ブラウザが起動して検索結果が表示される。
使用する辞書サイトやサーチエンジンなどは自分でカスタマイズ可能で、ローカル辞書も登録できるようになっている。
AHK版の効果
再度使い始めてみると、非常に便利だなと思ったが、その便利さがどれくらいなのか、具体的に整理してみた。
下記の絵は、ブラウザなどで単語を選択して検索する場合の、AHK版かんざしを使わないときと使うときの比較。上記の(2)のケース。
単語を調べるのにいくつかの作業ステップを省ける。つまり、調べれば調べるほど、検索作業時間やマウスクリックなどでの手や肩への負担が変わってくる。
また、英文を読んでいる途中で単語の意味を調べるとき、速やかに調べられるほど、思考の中断も少なくて効率が上がっている気がする。
AHK版かんざし導入での注意点
・AHKおよびかんざしをインストールすると、デフォルトでGoogleなど登録されていて、動作はすぐ試せる。そこから、自分の使ってるサイトを登録するするためカスタマイズすることになるが、それが、若干ややこしいかもしれない。でも、マニュアルを読めばなんとか動かせるようになった。
・AHK版かんざしは、たまにPCの処理状態などによると思うが、意図した動作をしないことがある。最近気づいたが、PC3台に入れて使っていて、古くて一番性能の低いPC(win10, Core i3 M370, メモリ6GB)で一番動作が動きが不安定なようで、PCの性能によるところもあるようである。
・ショートカットキーから小窓を使って検索しようとすると、何かの原因でThunderbirdが起動する。Outlookの場合は問題がない。とりあえず、Thunderbirdは終了するか、ブラウザをアクティブにする(最前面に持ってきておく)かで、使っている。
AHK版かんざしの活用
翻訳の作業のために導入したが、それ以外にも役立っている。英文を読む際には効率が上がった。
オンライン英会話レッスンでは、自分でニュース記事などを用意して、それを使ってレッスンを受けている。その準備が楽になった。
最初慣れなかったが、使っているうちにどんどん慣れてスムーズに使えるようになってきた。ある程度使って慣れるということも重要そうである。
辞書やサーチエンジンで、何か調べるときにショートカットキーから小窓入力の検索も便利である。ブラウザを開けて入力しなくても、ショートカットキーから入力すれば検索できる。こちらもマウス操作が減るので便利である。
まとめ
AHK版かんざしは非常に便利で、作業の効率アップがはかれている。
このAHK版かんざしだけに限らず、作業の効率化ツールの導入は重要だと思った。
本格的に使い始めて1か月くらい経つが、もっと前から使っておけばよかった。
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