今後の世界の動きに関心があり、昨年末に出た『フォーキャスト2024』を購入。
著者の藤井厳喜氏は、以前『虎ノ門ニュース』というネットのニュース番組にたまに出演していたのを見たことがある。
藤井氏の本を他にも持っているが、読み終えたのはこの本が初めて。
帯に書かれている各項目がこの本の主な内容。
その中でも、『「民主的ナショナリズム」「独裁的ナショナリズム」「無国籍企業的グローバリズム」が世界で三つ巴の戦いを繰り広げている!』というのが本書で一番中心の考えとなっている。
「世界経済や国際政治の近未来のガイドブック
今後10年、20年間にどのようなことが起きるかを予測」「民主的ナショナリズム」「独裁的ナショナリズム」「無国籍企業的グローバリズム」が
世界で三つ巴の戦いを繰り広げている!ウクライナ戦争、イスラエル・ハマス紛争をウラで操り、
第三次世界大戦を引き起こそうとするワルがいる!トランプ復活でアメリカ経済も復活なるか。
“通貨戦争”では、まだドルが強い!台湾侵攻が目前に迫る中、
どうするニッポン!?
もう少し具体的なポイントが裏表紙側の帯に書かれている。
・「無国籍企業的グローバリズム」に取り込まれた岸田首相
・2024年米大統領選 民主党の大本命はミシェル・オバマ(オバマ元大統領夫人)か!?
・アメリカが没落し、ロシア・チャイナが台頭するのか!?
・ロシアのウクライナ侵攻を仕掛けたのは誰か
・習近平の独裁が完成してから、チャイナのかオスが始まった!
・世界経済の流れを徹底解析!――人民元はドルの代わりにはならない
・平和ボケが戦争を誘発する!
内容に関心があり、文章も読みやすかったので思った以上にすんなりと読めた。
世界の大きな動きについて書かれているので非常に参考になった。今までに見た個別のニュースもこの本の内容にぴったり当てはまる気がする。
昔から現在に至るまでどのように進んできたかという説明もあり、それを踏まえて今後どのようになることが考えられるかが書かれているので説得力があった。
「民主的ナショナリズム」「独裁的ナショナリズム」「無国籍企業的グローバリズム」の世界での三つ巴の戦いというのは、なるほどなと思う。
印象に残った点が、裏表紙の帯にも書かれている『「無国籍企業的グローバリズム」に取り込まれた岸田首相』という点。P.72には『これは岸田首相がグローバリストだという証である。』と書かれている。
『岸田首相がグローバリスト』というのは今まで目にしたニュースとぴったり当てはまる。
(外国人が増えて治安の悪化が見られるのに)移民を推進したり、海外の国にお金をばらまいたり、外国の会社に日本の会社を買わせようとしたりしていて、岸田首相がグローバリズムに取り込まれているというのは非常に腑に落ちた。
ちなみにネットで、減税を全然しない岸田政権が新NISAで税制優遇しているのは、日本に眠っているお金を引っ張り出してきてアメリカ市場で使わせるためだと指摘している人がいた。そういうこともあるのかなと思ってしまう。某証券会社で、NISAで買われている投資信託のベスト3にS&P500の投資信託(大部分がアメリカ株で構成されてる投資信託)が入っているのを思い出した。
岸田首相が、日本人の生活、伝統、文化を守ろうとしているようには見えず、「民主的ナショナリズム」側ではないのは間違いないと思う。
ところで、通貨について書かれている章に、少し金(ゴールド)について触れられていた。
将来有望そうかもしれないので、金の値動きに連動する投資信託をNISA枠でほんの少しだけ買ってしまった。
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