この本は、2013年に発売された本。
発売当時に購入して読んだが、すごくいい本だなと思った。
アマゾンを見ると、実際にこの本はかなり売れた本らしい。
【史上初! 3年連続ビジネス書年間ベスト10入り】(2013年~2015年。トーハン調べ)
【2013年ビジネス書ランキング1位】(紀伊國屋書店新宿本店調べ)
【2013年 6ヶ月連続ビジネス書1位】5月から10月まで、ビジネス書ランキング1位獲得!
内容はすごくよかったという記憶があったが、書かれていたことはほぼ覚えていなかった。
なので、自分が活用できる内容が書かれていないかな、と思い今回あらためて読み返してみた。
もくじはこんな感じ。
第1章 伝え方にも技術があった!
第2章 「ノー」を「イエス」に変える技術
第3章 「強いコトバ」を作る技術
「はじめに」にこの本がどういう本か書かれていた。
私が膨大な時間とトライ&エラーで導き出した方法論を整理しました。この本は最短距離で、あなたのコトバ/伝え方を磨くためのガイドだと思ってください。
文字数はそんなに多くなく、読みやすい。
なるほど、と思いながらどんどん読んでいける。
ただ、一気に読むと身につかない気がした。
なので、意識的に途中で区切って習得することを考えつつ読んだ。
2章の終わりに、「ふせんマジックを使う!」というコラムがある。ふせんの活用法について書かれているのが非常におもしろい。
他の人に文書を確認してもらうようなときに、単にメッセージを書いて貼りつけておくだけでなく、折ったり破ったりして目立させると全然印象が変わる、というもの。
この本で、ふせんについて書かれていたことは忘れていた。
しかし、この情報ソースを覚えていなかったが、人に見てもらう時には付箋は折ったりして目立たせるようにしていて、それは既に習得していた。
本の中には少し練習問題が入っていたりして、少し自分で考えるところも用意されている。
練習が多すぎないのもいいかもしれない。
この本は、読んでおいて損のない本だと思う。
そして、この本の内容を身につければ人生が変わりそうだと思う。
2章のまとめに書かれているのうちの一つが印象に残った。
結局、社会生活する上で、これが一番本質的な事なんじゃないかと思う。
あなたのお願いを実現させる答えは、自分の中にない。相手の中にある。
転職のセミナーで、ある講師の方が言っていたことを思い出した。
履歴書を書くときに、自分の実績を色々ならべるのではなく、相手がどういう人材を求めているか考えて、それをふまえて書かないといけない、とのこと。
この本がベストセラーになっているのは、内容もいいのもあるが、その内容をうまく伝えているからなのかなと思った。
さすが、伝えことがプロの方だなと思う。
筆者が伝えることのプロだということを、この本が売れたことで実証しているような気もする。
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