Mの部屋(仮題) リターンズ

英会話スクールとかオンラインレッスンとかTOEIC(985点)とか英検(1級合格)とか工業英検(2級)の情報を公開、共有。しばらく前にHPを公開していたがサービスが終了、久しぶりに復活したので、"リターンズ"。英検でも、TOEICでもそこそこ挫折を味わって、色々考えてきたので、参考にしていただけることはあるかも。


ローレンス・ブロック『すべては死にゆく』

最初の作品から読み返しているローレンス・ブロックのマット・スカダ―・シリーズ。

16作目の『すべては死にゆく』(All the Flowers Are Dying)を読み終えた。

 

平穏な日々を送るスカダーの周囲に、じわじわと不吉な影が忍び寄りつつあった。ルイーズという女性から身元調査を依頼された、ネットで知りあった謎の交際相手。女友達の新しい不倫相手。妻エレインの店でアンティークナイフを買っていった謎の中年男。スカダーはまだ、自身に迫る悪意の正体を知るよしもなかったが、突如として猟奇的な殺人事件が発生! しかしそれはただの序奏にすぎず、犯人の狂気は、確実に輪の中心=スカダーを捉えていた......。4年前、NYを舞台に凄惨な連続殺人を起こした"あの男"が、いまふたたび戻ってきたのだ。自分の完璧な犯行計画を打ち崩した唯一の男、スカダーに復讐の鉄槌をくだすべく......。シリーズ最大の危機が訪れる! 前作『死への祈り』からつながる、おそるべき完結篇!

1 過去からの弔鐘 (Sins of the Fathers)

2 冬を怖れた女 (In the Midst of Death)

3 一ドル銀貨の遺言 (Time to Murder and Create)

4 暗闇にひと突き (A Stab in the Dark)

5 八百万の死にざま (Eight Million Ways to Die)

6 聖なる酒場の挽歌 (When the Sacred Ginmill Closes)

7 慈悲深い死 (Out on the Cutting Edge)

8 墓場への切符 (A Ticket to the Boneyard)

9 倒錯の舞踏 (A Dance at the Slaughterhouse)

10 獣たちの墓 (A Walk Among the Tombstones)

11 死者との誓い (The Devil Knows You're Dead)

12 死者の長い列 (A Long Line of Dead Men)

13 処刑宣告 (Even the Wicked)

14 皆殺し (Everybody Dies)

15 死への祈り (Hope to Die)

16 すべては死にゆく (All the Flowers Are Dying)

17 償いの報酬 (A Drop of the Hard Stuff)

18 マット・スカダー わが探偵人生 (The Autobiography of Matthew Scudder)

 

前作の『死への祈り』では、マット・スカダ-が警察の捜査結果が出ているにもかかわらず真犯人が別にいることをつきとめた。でも、完全解決には至らなかった。描写方法として、ハードボイルドは基本1人称だと思うが、珍しく3人称視点の記述が使われていた。

この『すべては死にゆく』は、前作からつながる完結編となる作品であり、この本を読んで前作から続く3人称視点の使用もなるほどと思った。訳者あとがきでも書かれていたが、真犯人とマットと対決を描くのに1人称だけだと描ききれなさそうだと思った。

 

痕跡を残さないで平気で人を殺しくていく猟奇的な犯人にマット・スカダーと周りの人が狙われる。マットとエイレンに犯人がどんどん近づいていって危機が訪れる。なかなか緊迫感が高まる展開だった。

読みごたえのあるおもしろい作品であった。

 

『すべては死にゆく』では主人公のマット・スカダ-が60歳を越えていて、『死への祈り』と『すべては死にゆく』であわせて大作という印象なので、作者はシリーズ完結くらいのイメージがあったのかもしれないと思ったりもする。

シリーズの今までの作品の登場人物の名前がどんどん出て来たりもして最後の作品であってもおかしくなさそうに思った。

 

ちなみに、この作品がアメリカで出版されたのが2005年。いままでの作品ではワールドトレードセンターが窓から見えるという描写があったが、この作品ではワールドトレードセンターがなくなったことが書かれていた。

 

 

 

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