この『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』という本は、3年ほど前に買った。
翻訳者になるのはどうかなと考えていた時期で、翻訳祭に参加して、そこで税理士さんのフリーランスの税務申告の節税対策のセミナーを受講した後くらいに購入した。本に挟まっていたレシートを見ると2019年11月2日に購入している。
当時、最後まで読まなかったが、最近読み返しはじめて、一通り読み終わった。
この本は、税理士・大河内薫氏と漫画家・若林杏樹氏の共著で、中身はマンガである。
マンガとは言っても、税金など関連知識のない人にとってはある程度読むのは骨が折れる気がする。内容が税金などの世の中の仕組みに基づく話なので。
目次
プロローグ
1章 何が違うの?フリーランスと会社員
2章 誰も教えてくれない税金の話
3章 リスクに備える!社会保険
4章 ぶっちゃけどうなの?経費と領収書
5章 いざ!確定申告
6章 もっと知りたい!節税&お得なテクニック
7章 実は得する?副業と確定申告
エピローグ
全体的に、若林杏樹氏が脱サラして漫画家になった体験談がもとになっているのが、この本の良いところだと思った。実際に、どんなところで困ったか、困っているかなどで、リアルさが感じられる。
杏樹氏と大河内氏のキャラの対話で、解説は進むが、税金に困っている杏樹氏のキャラが三枚目で結構面白い。
この本を一通り読み終わったら、税金の仕組みなどなんとなく理解できて参考になった。
各章の終りに重要なポイントがまとめられているのもわかりやすい。
2章の「脱サラの場合は、会社員時代の給料に翌年住民税がかかるので注意!」というのは、知らないでいて急に請求が来ると困るかもしれない。
4章の、どこまでが経費かというのも興味深かった。
5章では、確定申告の準備のためのソフトも紹介されている。
7章の副業の話も興味深かった。
脱サラで、フリーランスになる人で、税金などについて知識のない人にとっては、導入のために非常に参考になる本だと思った。
この本を読んで試しに確定申告してみたくなった。でも、今の自分の状況では確定申告は必要なさそう。残念。
書店で本書を購入する際に、こんな「お試し版」もおいてあったので、一緒にもらってきた。
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