『「日本国記」の天皇論』は、60万部以上売れたベストセラーである百田尚樹氏の『日本国記』のスピンオフ。
内容はタイトルにある通り、「天皇」についての本で、百田尚樹氏と有本香氏の対談本。
自分は、元の『日本国記』の方は読んでいない。
たまに天皇の皇位継承などが話題になることがあるが、天皇についてあまりよく知らないなと思ったので勉強のために買って読んでみた。
目次
序章 日本にとって「天皇」とは何か
第1章 天皇の権威と万世一系
第2章 万世一系のすごさ
第3章 歴代天皇の大御心
第4章 消された絆
第5章 天皇を教えない教科書
第6章 令和の国体論
第7章 聖域と祈り
資料 歴代天皇一覧
内容
第1章、第2章では、天皇の万世一系がいかに重要かが書かれている。万世一系がどういうものなのか、女系天皇がどういうものかが詳しく解説されている。女性天皇は歴代10代8名いるが、これは女系天皇とは違うものである。説明を読んで、女系天皇というものが、日本を根本から変えるものだと理解できた。
第3章、第4章は、大二次世界大戦の敗戦のあたりの天皇やGHQのことが書かれている。日本の戦争中から敗戦後、昭和天皇が国民のためを思ってされてきたことを初めて知った。全然知らなかった。このあたり、また別の本を読んで更に勉強したくなった。
第5章は、天皇や教科書などの話。日本の教科書では天皇についての記述が減っているらしい。
第6章は、外国などと比較しての、日本人としての自覚の話。
第7章は、最近の動向。
感想
日本人なら知っておくべきことが書かれていると思った。
海外出張、英会話スクール、英会話オンラインレッスンなどで、海外の人と話していると、自分の国に対してしっかりとした考えを持っている印象がよくある。それに比べ、自分も含めて、日本人の方が国に対する意識があまりないという気がする。
この本はそういう部分をかなり補ってくれる本だと思った。
天皇という観点で日本をとらえ、自分はこういう国に住んでいるんだなと再認識した。
学校では習わないけど、大切なことが多く書かれている。この本を読んでおいてよかったなと思った。
良い本なので、もう一冊買ってきた。
クリスマスに家族にプレゼントしようと思っている。
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