Mの部屋(仮題) リターンズ

英会話スクールとかオンラインレッスンとかTOEIC(985点)とか英検(1級合格)とか工業英検(2級)の情報を公開、共有。しばらく前にHPを公開していたがサービスが終了、久しぶりに復活したので、"リターンズ"。英検でも、TOEICでもそこそこ挫折を味わって、色々考えてきたので、参考にしていただけることはあるかも。


櫻井よしこ氏の『迷わない。完全版 107歳の母を看取って』

ジャーナリスト・櫻井よしこ氏の『迷わない。完全版 107歳の母を看取って』を読んだ。

 

カバーの折り返しの本書の説明より。

波乱万丈の半生をもとに、「仕事とは」「家族とは」「お金とは」「健康とは」「死とは」…誰もが避けられない人生の難問について語ったベストセラー。12年半にわたる介護を経て、107歳の母を看取った後に増補改訂した完全版。

 

目次

完全版に寄せて―心の一番柔らかいところに母がいる

第一章「2DK貧乏記者」からの出発―「働く」とは

第二章「皆さま、こんばんは」の十六年―「テレビ」とは

第三章 楽観性の仕事術―「時間」と「情報」とは

第四章 目指すは「食う、寝る、歩く」の三冠王―「健康」とは

第五章「豊かな人生」を生きるには―「お金」とは

第六章 挫折と傷を引きずらない―「生と死」とは

第七章 107歳の母を看取って―「家族」とは

 

感想など

櫻井よしこ氏は、現在「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の共同代表や、「国家基本問題研究所」の理事を務めている。

昔は「今日の出来事」というニュース番組のキャスターをやっていたので、アナウンサーの方だとなんとなく思っていたが、局アナとかではなく、基本的にはフリーで活動する記者というのが意外であった。

 

kenpou1000.org

 

jinf.jp

 

第二章の、「今日の出来事」というニュース番組に出演するようになった経緯、ニュース原稿の表現などによる現場での対立、番組の潔い辞任などは、かっこいいなと思った。こんな風にできる人はめったにいない気がする。

その中で出てくる、『「組織には、代役のいない人材などいない」と私は信じています。世の中はそういうものなのです。』というのは、自分もかねがね思っていたが、櫻井氏のような大きな役割を担っていた人がいうと重みが違う。

第六章では、櫻井氏の挫折について書かれているが、櫻井氏がお母さんによく言われていたことも書かれていた。なるほどと思い、これを読んでから少し自分でも気にするようにしている。お母さんは、90歳過ぎまで毎月電車でエステに通っていたとのこと。

「お洒落は自分のためではありません、周りの人のためですよ。年を取るとだんだん汚くなるから、周りの人に否や思いをさせないために、身ぎれいにしておきなさい」

 

第七章は、お母さんに介護が必要になって、亡くなるまでこと、そして、日本の超高齢社会について書かれている。介護の問題は、少し経験があるので、なかなか考えさせられた。

 

第一章の最後に、『誰かに向けて書いた文章は、きちんと相手に伝わってはじめて、「書かれた」ことになります。』とある。

それが考慮されているためか、全体的に非常に読みやすく、この本はすんなり読み終わった。

 

まとめ

現在のジャーナリストや言論人としてしか、櫻井氏をあまり知らなかったが、この本を読んでどういう方なのか理解が深まった。また、勉強になる部分もあり、読んでおいてよかったと思う。

 

 

 

 

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