本屋で『月の炎』の文庫版が出ているのを見かけて、ハードカバーを買っていたのを思い出した。作者は、インパルスの板倉俊之氏。
その『月の炎』を読み始め、レビューでの評価はどうなんだろうかと思って、アマゾンで調べてみた。そのときに、「この商品を見た後に買っているのは?」に出ていた『トリガー』が目に入った。
面白そうだったのですぐに購入。
ちょっと読み始めたら、面白くて、先に『トリガー』を読み終えてしまった。
背表紙より
「正義」を決めるのは
―――――唯ひとり!
射殺許可法。犯罪ゼロの国家を目指すため、「日本国」国王によって制定されたものである。各都道府県に一名ずつ配置された者(トリガー)には拳銃所持が許され、悪と見なせば射殺することが認められている。婦女暴行、銀行強盗、連続幼女殺人など様々な悪事に引き金がひかれる。だが、ついにトリガーに復讐の刃が向けられる日が。――「正義」と「悪」の神髄を問う、近未来ハードアクション!
内容
連作短編集というような内容。
各短編作品(やや長めの作品もある)では、それぞれある都道府県が舞台になっていて、そこに配置されたトリガーにまつわる作品となっている。
拳銃や殺人許可を与えられても、それぞれのトリガーで立場、価値観、考え方が異なる。
悪いことをする者は、殺されて痛快ではある。しかし、悪者でも殺されることにより影響が出る。殺された悪者の身内はトリガーを恨むことになる。
感想
面白くて、短期間で一気に読み終わった。
一番最初にトリガーの餌食になるのは、電車で迷惑行為をする男性。日常で実際に見たことあるような迷惑行為の光景だったので冒頭から引き込まれた。
読んでいると、映像が浮かんできて、展開が速くて、どんどん読み進めてしまう。ところどころ、印象的な描写もあるなと思った。
以前読んだ板倉氏の『蟻地獄』が非常に面白かったが、それとはまた違った面白さ。(ちなみに、『月の炎』は、『蟻地獄』や『トリガー』とはまた全然違った印象)
自分も知らなかったが、あんまり知られていない作品らしい。もっと取り上げられてもいいんじゃないかと思う。
この『トリガー』はコミック化されている。展開の速さやストーリー展開が、非常に漫画にあっていると思う。
まとめ
読みやすくて面白い本を探している方にはおすすめの一冊。
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