新型コロナの影響で、以前は当たり前に過ごしていた生活を、現状は過ごせない。
しばらくはこの状態が続きそうである。そして、この新型コロナがおさまった後も影響が残りそうである。
そこで、『Out of the maze』(邦題『迷路の外には何がある?』)を取り出して読み直してみた。
この本は世界的ベストセラーとなった『Who Moved My Cheese?』(邦題『チーズはどこへ消えた?』)の続編。
2冊とも変化を受け入れて適応するということをテーマにした本。
今の社会の大きな変化の中で、前向きに過ごすための栄養剤的な気持ちで読み直した。実は個人的にも変化がありそうということもある。
一度目は、1年ほど前に読んだが、今回はかなり印象が違った。
今回は、実際に社会的な変化や個人的な変化がある中で読んでるので、ストーリーにのめりこむというより、途中途中で現実と比べて考えてしまった。
登場人物は今までの状況が戻ることをずっと待ち望んでいるが、状況は戻らない。今まで当たり前と思っていたもの(チーズ)がなくなる。食べるものがなくってこのままでは死んでしまうという状況になる。
実際の世の中では、新型コロナの影響で稼ぎが激減して、事業をたたむ人、国に補償を求める人、事業の形態を変えたり工夫してこの状況を乗り切ろうとする人、色々な人がいて、ニュースで取り上げられている。
前回読んだときは気付かなかったが、登場人物が現状を打破しようと行動を起こして次にたどり着くまでの状況は、次のステップに進むための大変さをうまく表しているなと思った。
最近の状況も状況なので、考えされられる良い本だった。
そして、変化を受け入れて前向きに考えてみようかと思わせる良い本だと思う。
ちなみに、この本に興味のある方は一作目の『Who Moved My Chesse?』から読むのがおすすめ。この本はストーリーとしては、前作の続きとなっているため。
また、一作目の方がストーリーとしても、変化を受け入れる人と受け入れない人の対比になっていてわかりやすいと思う。
(Out of the Mazeでは、前作で変化を受け入れられなかった人が主人公になっている)
Out of the Maze: A Simple Way to Change Your Thinking & Unlock Success
- 作者:Johnson, Dr Spencer
- 発売日: 2018/11/13
- メディア: ハードカバー
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