疫病神シリーズの最新の文庫『泥濘(ぬかるみ)』が発売になっているのを本屋で見かけて、すかさず購入。
500ページを超える本であるが、一気読み!
昨年末に読んだ、百田氏の『野良犬の値段』以来の一気読み度。
裏表紙より。
歯科医院による診療報酬不正受給事件が起きた。逮捕されたのは大阪府警OBら11人、しかし8人は不起訴に。事件の背後に「白妖会」の存在を嗅ぎつけたイケイケ極道の桑原は、建設コンサルタントの二宮を連れ、組事務所を訪ねるが――大人気ノンストップ・エンターテインメント、「疫病神」シリーズ第7弾!
帯には「最大の危機!!」と書いてあるが、以前もっと危機があったような。
このシリーズ、話の設定は少しややこしいところもあるが、一触即発の緊迫した場面や、格闘シーンなどスリリングなシーンもありどんどん読み進めてしまう。
また、大阪が舞台であり、主人公の二人組が大阪弁でおもしろい(くだらない?)会話をするので、緊迫した場面との対比で、緩急がうまれているのがいいのかもしれない。
作者の黒川氏は、暴力団に対する法律が整備されていて、今後暴力団がなくなると考えているようで、それが作品にも反映されている。
疫病神シリーズは、この『泥濘』が7作目。
1. 疫病神
2. 国境
3. 暗礁
4. 螻蛄
5. 破門
6. 喧嘩
7. 泥濘
このシリーズ、全部は読んでいなくて、まだ読んでいない作品が1作ある。
それは『暗礁』。
今回、『泥濘』がおもしろかったので、その勢いで『暗礁』をすぐに購入してしまった。
手に入れてしまったものの、他の未読の本もあるし、読みだすタイミングを見計らっている。
おそらく、読みだしたら『暗礁』も一気読みしてしまいそうなので。
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