自分の場合、約6年通った今は、英会話スクールは十分役立っている、と思っている。
しかし通い始めてから少しして、英会話スクールがどれくらい役に立つのかな、とずっと考えることになる出来事があった。
TOEICで800点台にのったあとに英検を受けようと思った。
知り合いの人がライブか何かで聞いてきた話を教えてくれた。
「年をとってくると段々新しいことをしなくなる」
確かにあんまり新しいことをしていないなと思った。それで英検を受けようと思った。英検はそれまで一度も受けたことは無かったので。一応安全なところからと思って、まずは英検2級。1次試験は全然問題なく、2次試験も自力で勉強して合格した。
次は英検の準1級。調べてみたら単純比較できないものの大体TOEIC800点くらいで英検準1級に通るか通らないかくらいという感じであった。これまでスピーキングはあんまり練習したことがなく、自力だと2次試験がだめかもしれない思い、英会話スクールのイーオンに通い始めた。
英会話スクールは通った方がいいだろうなと頭では理解していたが、こちらは英検受験よりもかなり敷居が高く、なかなか覚悟が決められなかった。決心するのに時間がかかった。
英会話スクールに通い始める際に、面接がありクラス決めがされた。11段階中でレベル6ということになった。ラウンドアップレッスンというコースでは "Breakthrough"、グループレッスンは "Encounter"というレッスンを受けはじめた。
(イーオン公式HPより)
イーオンに通い始めて、次の英検ですぐに準1級を申し込んだ。1次試験はなんとか合格できた。2次試験は、それなりに勉強して、英会話スクールにも通っているので、なんとかなるだろうと思った。
しかし、残念ながら不合格となった。
当時は現在とスコアのシステムが違っていて、英検準1級の2次試験のスコアはこんな感じだった。1点差ではあったが不合格であった。
21点/38点満点。合格点は22点。
スピーキングがダメそうだと思ったので、英会話スクールに通い始めたのに、スピーキングテストの方で不合格になった。
Breakthroughのレッスンでは日本人の女性の先生に習っていた。結果発表後の最初のレッスンで結果を聞かれたので、「スピーキングでだめでしたよ」と言った。がっかり感は出ていたと思う。というか隠さなかった。
そのときにその日本人の女性の先生が何と言われたのか覚えていないが、申し訳なさそうな感じで話されていた。
申し訳なさそうにされて、自分で何かが違ってたなと思った。考え直したみた。
その先生からは英会話のレッスンは受けているが、そもそも自分のスピーキング力がなくて、不合格になっている。自分の実力が不足していたのである。落ちたのは自分に原因がある。
英会話スクールに通ってるから、英検準1級のスピーキングテストに合格する、というわけではない。そんな短絡的な話ではないと気付いた。当たり前の話であるが。
一方で、英会話スクールでやっていることについても考えた。
普段のレッスンでは、テキストの予習をして、問題を解いてくる。表現、単語、文法などに目を通しておく。しかし、いつこういうを使うのだろうかと思ったりした。そして、次の週、次の次の週と新しいユニットに進んでいく。過去のユニットの内容はどんどん忘れていく気がする。
また習ったことを復習する機会はカリキュラムの中にはあまり無いのも気付いた。
ネットで調べたら、英会話スクールが役に立たないという記事も見つけた。それなりになるほどと納得する記事でもあった。
ということで、英検準1級のスピーキングテストに不合格したおかげである。英会話スクールはどれくらい役に立つものだろうかと考え始めた。
もちろん英会話スクールに行かないよりは、行くほうが何かしら役に立ってるはずである。
お金を払って、時間もかけて習いに行っている。それらをムダにしないように、最大限英会話スクールを活用できるようにと、レッスンを受講していた。