ちょっと時間が経ってしまっている(5年以上前)ので、参考になりそうな話に絞って整理してみる。
経過はこんな感じであった。
TOEICが800点到達後、英検準1級は合格できるかなと思ったので受験してみた。2次試験(スピーキングテスト)はダメだろうなとなんとなく気付いていた。それで英会話のイーオンに通い始めた。
英会話スクールに通い始めて3ヶ月後の英検準1級(2013年第1回)、1次試験は無事合格したが、しかし残念ながら2次試験で不合格。当時の採点方式で1点差で不合格。
21点/38点。合格点は22点。
そして、その次のテスト(2013年度第2回)で、なんとか合格。
25点/38点。合格点は22点。
1次試験対策について。
まず最初に過去問を解いてみた。
感想は、知らない単語ばっかりだった。ということで、一番時間をかけたのは単語の勉強だったような気がする。どこかに書いてあったが、準1級で7000語くらい必要らしい。
使用した問題集は『英検準1級語彙・イディオム問題500』
問題が500問で、本も薄いので最初気軽に考えていたが、やり出したらすごく大変だった。冷静に考えると、問題が500問で選択肢が4個あるので単純に2000個は単語が出てくる。あんまり単語も重複していなかった。半分くらい知らない単語(1000語)だとすると、1ヶ月で毎日30語以上覚えないといけないことになる。
英検のwebサイトを見たところ、現在のリーディングテストでも語彙問題は以前と変わっていないみたい。41問中25問。ということでここの対策は依然重要と思われる。
本番のテストに慣れるために、過去問は週に1回か2回分を継続的に解くことにしていた。テスト1ヶ月くらい前には何回分かの過去問を解いていた。過去問を何回か解いていくと、段々回答のペースがつかめてくる。時間配分の目安ができてくる。必要以上に時間をとられて後ろの問題ができないということは避けないといけない。この時間配分を決めるのは重要だと思う。
2次試験対策について。
初めての2次試験のとき、最初の簡単な会話でうまく答えられなかった。それでいきなり動揺してペースを崩した。最初の会話は少々ダメでも引きずらないことが重要だと思う。
4コマ漫画のナレーションは、間接話法は自信が無かったので、直接話法だけでのみナレーションした。2分間で4コマなので、1コマ30秒。1コマで3文くらい話すのを目標にしていた気がする。
Q&Aは、社会性のある問題などについて質問されて答える問題。過去問などを解いてなれておく必要あり。英語で話すことに問題がなくても、話す内容が思い浮かばないと答えられないので。英検受験とは関係ない人に、英検の2次試験ではどんな質問をされるかということを話をしたところ、"日本語でその質問を聞かれても急には答えられない"と言われたのを覚えている。
テスト時は、試験官にフレンドリーに頑張って話す姿勢を見せるのが良いと思う。面接はいくつか採点基準はあると思われるが主観評価。なので微妙な場合、例えば3点か4点かの間くらいでどっちでも良いような場合、頑張っていれば好意的に4点をつけてもらえることがあるかもしれない。
2次試験対策としては、過去問題集の音声などを使いながら、声を出して練習していたが、1回不合格のあと、2回目の受験の時は自分の音声を録音もして確認した。思ってるよりもひどくてがっかりした。
対策の一つとしておすすめしたいのは、英検のサイトの"バーチャル2次試験"。じっくり確認して2次試験のイメージを固めるのがよいと思う。質問に対して、どれくらいで回答すればよいかというのもつかめる気がする。実際のところ自分はあまり見なかったが、意外に重要なのではないかと今は思う。
もし可能であれば、2次試験対策のレッスンの受講はおすすめ。一番のおすすめ。面接のテストなのでより本番に近い状態で練習しようとすると、相手(試験官役)が必要。この試験官役は、お願いしてすぐに誰にでもやってもらえるというものでもない。ということで英検対策用レッスンを受講するのが良いと思う。また、そういうレッスンでは、模擬面接のレッスンのあと、どうすべきかなどもコメントももらえるはず。
自分の場合、準1級の時はそういうことを全く考えなかったが、英検1級では受験のたびに模擬面接のためのオンラインレッスンを受講している。受講しているのはValue English。試験対策ではない普通のオンラインレッスンよりは高いが、コストパフォーマンスとしては良いと思う。受講し始めた当時はあんまり選択肢はなかったのでそこでずっと受講を続けているが、今だったら探せば別の選択肢もあるかもしれない。
最後に、英検準1級合格後のこと。
英字新聞をたまに買って読んでいたが、英検準1級合格後、新聞に準1級のために覚えた単語がいくつか出てきていた。新聞記事に出てくるような単語だったのかと気付いた。そしてその習得した単語の分だけ、英字新聞が少し読みやすくなっていて嬉しかった。