英検1級のスピーキングテスト対策のちょっとした考え方について書いてみる。ライティングテストでも使えると思う。
テスト前の準備で使えるが、テスト本番でなじみのないトピックが出くわしたときに役立つかもしれない。
特に英検1級のスピーキングテストでは、トピックを5つ与えられた後、その中から1つのトピックを選んで1分以内に選んで準備して、スピーチをはじめないといけない。もしそこでなじみのあるトピックが無かった場合、そのときに役立つかもしれない。
実際にスピーキングテストでは何度か落ちているので、その対策として考えていて思いついた。
ライティングテスト、スピーキングテストでは、構成としては、導入、根拠x3、結論の5つのパートとなるように作文、スピーチする。英検1級の公開されている模範解答をみると、ライティングテストはこの構成になっている。
そして、この作文やスピーチで一番苦労するのが、根拠を3つあげるということ。
今回紹介するのは、それに使うちょっとした考え方。それがこれ。
トピックに関する利害関係者を考え、それぞれの立場から根拠を応える。
具体例。
例えば、日本は移民政策を推進すべきか、というトピックを考えてみる。
利害関係者としては、政府、外国人、日本人が考えられる。そしてそれぞれの立場で考えてみる。
政府、外国人が来て働き手が増えれば税金収入が増える。
外国人、紛争地域から逃れて安全な場所で生活を送れる。
日本人、少子高齢化社会で労働力不足。それを外国人に補ってもらえる。
これらの利害関係者の立場での3つの根拠を使って移民推進賛成という、作文、スピーチする。
トピックについては同意か反対かを決めないといけない。利害関係者の立場の主張を考えてから同意、反対を決めるというやり方も考えられなくもないが、時間がない場合は色々考えると混乱するので、同意、反対を直感的に決めて考えはじめるのがよいかもしれない。
ちなみに、スピーチや作文では自分の考えを述べる必要はなく、根拠をあげやすい方で、同意、反対を選んで論理的なスピーチ、作文を作る。たしか『面接大特訓』に書かれていたと思う。
最後に。
言うまでもなく利害関係者などを考えなくても、準備しておいた3つの根拠をすぐに思いつく場合はそれにこしたことがない。
時間がなくて何も思いつかないときにこの考え方を知っていれば、きっかけとして何とかなるかもしれない。
また、あらかじめテスト前に、スピーチの準備をするのにも使えると思う。根拠をあげられず、時間をかけてもなかなかスピーチ案を作れないトピックもあるので、そういう時に使っている。
ちょっとしたことであるが、参考にしていただければよいかと。
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