月刊Hanadaチャンネルの動画で、「永遠の0」の作者でベストセラー作家である百田尚樹氏が招かれて、出版業界の事情について詳しく話していた。
この動画を見て、『変な家』がベストセラーだとはじめて認識した。
『月刊Hanada』を出版しているのが飛鳥新社であるが、この飛鳥新社が『変な家』を出していてベストセラーになっている。
後ろの壁に『変な家』の大きなポスターが張られている。
この本の内容を全然知らず、特に興味はなかったが、イスラム思想研究家の飯山陽氏がこの本について解説している動画を見た。
飯山陽氏は、中東やイスラムの専門家で、アラビア語の通訳もできる人で、中東に留学をしていたこともある。普段の動画では中東関連について、日本のメディアの報道や政府の対応についてズバズバ斬りまくっている。
中東に関する飯山氏の知識や情報の信頼度は高いように思う。メディアの報道が信用できずに、正しい情報を知りたいと思う人が多いためだと思うが、飯山氏の中東関係の本はAmazonの総合ランキング1位にもなったりもしてかなり売れている。(中東に関して詳しく知りたい人は飯山氏の情報も確認した方がよいと思う)
そんな飯山氏が自分の子供の周りで『変な家』が流行っているとのことで紹介していた。
飯山氏の動画を見て気になっていたが、そんなとき『変な家』の文庫版が発売になったことを知った。そして購入。
読み始めたら前半からかなり面白くてどんどん読み進めてしまい、自分にしては珍しく、翌日には読み終わった。
この本はモキュメンタリーという手法で書かれている。
モキュメンタリーとは、ドキュメンタリーの手法で描かれたフィクションのこと。
内容はおもしろかったが、更にモキュメンタリーで書かれているので、最後の最後まで読み終わって不思議な感覚に陥った。
『変な家』は非常に満足度の高い作品だった。
読んでよかった。
この作品は映画化され、3月15日にロードショーらしい。
文庫版にカバーの上から映画化の宣伝のカバーがかけられていた。
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