今年は、日本語の本を読むことが多く、洋書を読むことが少なかった。
それがちょっと気になっていたので、達成感を味わうためにも、短めの本を読み終わらせた。
以前、紀伊國屋の洋書セールで買った、Stephen Kingの『Elevation』。
Stephen Kingの本というと分厚い本が多いイメージであるが、この本は、146ページと短め。
ストーリー
Castle Rockという町に住む主人公Scott Careyは、外見が変わらないまま体重が減るという奇妙な状態になり、医者のBob Ellisに相談する。この町に来てレストランを経営するレズのカップルは、地元の人たちにあまり受け入れられていない。これらの人物が関わっていき、ストーリーが展開していく。
感想
設定や展開がおもしろくて、読み進めやすかった。派手な感じではなく、じんわり来て、印象に残るストーリーだった。
話の中で、大きな出来事としてマラソン大会がある。レース展開が細かく描写されていて、引き込まれ、どんどん読み進めた。考えてみると、今までに日本語でもマラソンの話は読んだことがない気がした。
タイトルも最後まで読んで、なるほどなと納得。
この本は読んでおいてよかった。
英語
英語は、知らない単語はありつつも、全部の意味は調べずに読み進めたが、2ヶ所ほど1回読んだだけでは、状況がよくわからないところ(マラソンにエントリーする場面、体重が減って家から出て困難な状況になる場面)があった。そこは単語を調べたりして、丁寧に読み返しなんとか状況を理解して読み進めた。
舞台となるCastle Rock
作中のマラソンでコースが細かく描写されていた。Castle Rockの地図を見たら理解しやすいかと思って調べてみたら、この町はStephen Kingが描く架空の町だった。この町はこの作者の別の作品などでも登場するとのこと。
キャッスルロック(Castle Rock)は、スティーヴン・キングが創造したアメリカ合衆国メイン州に位置する架空の街である。
(Wikipedia contributors. "キャッスルロック." Wikipedia. Wikipedia, 18 Sep. 2021. Web. 25 Dec. 2021. )
実は長めのStephen Kingの本(Different Seasons 688ページ)も買っていて、全然手を付けられていない状況ではあるが、この作者の別の短めな本があれば読んでみたくなった。
(↓↓ クリックしてもらえたら励みになります!)
にほんブログ村