今年7月に工業英検2級に受験し、合格できた。少し時間が経っているがテスト対策について振り返ってみる。
テスト
2級は全て筆記問題であり、テスト時間は1時間40分である。テスト構成は下記のとおり。配点については過去問の記載があった。
Ⅰ 英文和訳1 (1問) 30点
Ⅱ 英文和訳2 (1問) 30点
Ⅲ 修辞1 (5問) 40点
Ⅳ 修辞2 (5問) 40点
Ⅴ 和文英訳1 (1問) 30点
Ⅵ 和文英訳2 (1問) 30点
テストでは辞書を2冊持ち込める。ただ、電子辞書など主催者が持ち込み不可としているものがあるので要注意。
使用した教材
自分が使用した教材は主に、コンビニのマルチコピー機から購入できる過去問、資料、問題集。
『2018年07月28日実施第116回工業英検試験問題と模範解答2級・準2級・3級・4級 』
『2018年01月27日実施第114回工業英検試験問題と模範解答2級・準2級・3級・4級 』
『2017年07月29日実施第112回工業英検試験問題と模範解答2級・準2級・3級・4級 』
『工業英検2級完全問題対策Part3』、これはPart1, Part2と続く対策資料の一部であるが、中身はEXCERCISE290という問題集になっていて、問題が290問含まれる。
『工業英検2級完全問題対策Part4』、これは上記のEXCERCISE290の解答であり、工業英検のHPより無料で入手できる。これには解答だけしか載っておらず、特に解説などは無い。この資料自体は無料ではあるが、ちょっと誤植があったり、英文では違うフォントが混じっていたりと、この仕上がりでいいのかなと思ってしまう。
Excercise290は問題数も多く、良い練習になると思う。2級の受験前には、とても全部解いている時間が無かったので、和文英訳、英文和訳、修辞など必要そうなところをやった。結局、全体の3分の1しかくらいしか解くことができなかった。
完全問題対策のPart1, Part2も購入して一通り読んだが、テスト対策としてはPart3をメインにやればよいと思う。
対策のポイント
・過去問を解く
問題の構成、レベルなどを体感する。また時間感覚を確認して、時間配分の目安を固めていく。本番はそのペースを意識して解いていく。
・練習の時から解答は手書きで
準備段階から手書きで回答する練習をした方が良い。手書きで書く機会が減っていて、漢字が出てこないこともあった。
・辞書も本番用のものを準備段階から使う
普段は紙の辞書を使っていなかったので、いざ和英辞典を使ってみると、長音が入った語句(例えば、「タービン」)が辞書の中でどう並んでいるかよくわかっていないことに気づいた。テスト会場で本番前に長音の語句の調べ方を再確認もした。
・修辞の対策が重要。
修辞の配点は、和訳や英訳に比べて高い。また、和訳、英訳に比べて修辞はあまりなじみがないものであった。ということで、ここはきっちりと準備しておいたほうが良いと思った。また、修辞の問題は、1個1個の問題の文章が短く、和訳や英訳よりも勉強しやすいので、テスト直前の1週間は割合この修辞対策にウェイトを置いていた。教材として使用していたのはEXERCISE290。
・辞書を引く語数の目安は想定しておく。
辞書で調べる語数、問題の時間配分を決めて辞書で調べる語数の目安は考えた。気になりだしたらどんどん調べがちだが、テスト時間が決まっているのでずっとは調べていられない。一通り読んでみて全然わからないものなどを中心に辞書を調べることを考えた。
・筆記用具
速記用の0.9mmのシャーペンを使っている。英検1級のライティングテストでも使ってたシャープペンシル。芯はHBを使っている。

プラチナ プレスマン シャープペン 速記用0.9mm芯2B 2105010
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・消しゴム
マークシートのテストより、記述式のテストの方が消しゴムを使う頻度が圧倒的に多い。そのため今まで使っていたマーク用の消しゴムは消しカスが気になっりしてイマイチだった。消しクズがまとまるということで評判がよさそうな、PLUSのAIR-INを試したらこっちの方が良かったので、工業英検のテスト勉強や翻訳の勉強ではこの消しゴムを使っている。
まとめ
対策としては、過去問とExercise290との中心の学習でよいのではないかと思う。
マークシートではないので、どれくらいの点数になるかというのがわからないので、目安としては、一通り時間内にそれなりの出来具合で解けるようになるのを目指すのが良いと思う。
参考
評判良さそうなので購入したもののぱらぱらとめくった程度であるが、工業英検(来年度からは技術英検)対策には適した本のようである。出版社も日本工業英語協会である。
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