Mの部屋(仮題) リターンズ

英会話スクールとかオンラインレッスンとかTOEIC(985点)とか英検(1級合格)とか工業英検(2級)の情報を公開、共有。しばらく前にHPを公開していたがサービスが終了、久しぶりに復活したので、"リターンズ"。英検でも、TOEICでもそこそこ挫折を味わって、色々考えてきたので、参考にしていただけることはあるかも。


「The Four」、見識が広がる非常におもしろい本だった!

「The Four」

GAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)について書かれた本。

だらだらと読んでいて時間がかかっていたので、期限を年内と設定した。

早めに終わらそうと思って、最近はこの本を読むのが中心の生活になっていたが、無事なんとか読み終えた。

 

 

全体で11章、279ページ。字はちょっと細か目。

最初に1章づつAmazon, Apple, Facebook, Googleの各会社について情報に基づいて分析・考察されていた内容はなるほどと思った。非常に興味深かった。

Amazonは、オンラインショップのイメージが強いが、実店舗を持つスーパーのチェーンを買収している。オンラインだけではだめらしい。日本でもアマゾンの独自の配達力を強化していると思っていたがが、アメリカでは飛行機や海運などの輸送までもどんどん抑えて行っているらしい。あと、購買履歴、アレクサなどから個人の情報は思った以上に把握されているらしい。

Appleは、一言で言うと、ハイテク企業でありながら高級ブランド化に成功した会社。高級ブランドは利ザヤが大きい。

Facebookは、NetFlixが巨額の費用を使ってコンテンツを作るのとは違って、各ユーザーが投稿としたものがコンテンツ。Facebookは、ユーザーのプロフィール情報(性別、場所、年齢など)が手に入るので、。それを利用して東京に住んでる30代男性などのような特定の条件のユーザーに広告を出せる。一方、Facebookはユーザに利用してもらうことが重要なので、各ユーザの投稿やいいねに基づいて、その人の好みの情報をタイムラインに流すようにしている。

Googleについては、多くの人が情報を調べるときに利用するので、製品を提供する会社側としては、検索の上位に来ることが業績に関わる。

GAFAについての記述の後は、GAFAに続く企業は?ということで、Tesla、Uber、Walmartなどのいくつかの会社の分析があった。

最後が、ちょっと意外だな思った。作者はGAFAを礼賛する側の立場かと思っていたので、しめくくりが予想外であった。確かにその通りだとは思ったが。

 

会社を3つほど起業した作者による、GAFAについて書かれた非常に興味深い本だった。5年ほど前の本ではあるが、世界レベルでGAFAの影響はまだまだ大きいので読む価値があるかなと思う。

日本語翻訳版も出ていて、かなり評判になっていたらしい。

 

ちなみに、この本は紀伊國屋書店の横浜みなとみらい店で購入した。横浜みなとみらい店が閉店する一月ほど前のこと。バーゲン品として買った本だった。

 

 

 

 

 

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