Mの部屋(仮題) リターンズ

英会話スクールとかオンラインレッスンとかTOEIC(985点)とか英検(1級合格)とか工業英検(2級)の情報を公開、共有。しばらく前にHPを公開していたがサービスが終了、久しぶりに復活したので、"リターンズ"。英検でも、TOEICでもそこそこ挫折を味わって、色々考えてきたので、参考にしていただけることはあるかも。


猫組長の『カルト化するマネーの新世界』

猫組長が本当の元組長というのを今年に入ってから知った。

投稿を見て、短い文章で核心を突いてるなとを思うことが多く、ツイッターの頃から猫組長をフォローしていたが、本当の元組長というのは今年まで知らなかった。

 

猫組長(菅原潮)は何冊か本を出しているというのも今年知った。

経済ヤクザという背景を持ち、経済関連の本を何冊か出版している。

そのうち『カルト化するマネーの新世界』という本を読んでみた。

 

○目次

はじめに

第1章 コロナ禍と「マネー・カルト」

第2章 資産形成の「奴隷」

第3章 “黒い”コロナミクス

第4章 コロナ禍の「地下経済」

第5章 「王道の投資」と資産形成

第6章 アフター・コロナに訪れる「国家暴力の時代」

おわりに

 

○感想

文章は、読みやすいと思った。

内容については、帯(背表紙)に『この暴力とマネーの関係を開設できるのは、元経済ヤクザとして"黒い実務"を行ってきた私だけだと自負している』と書かれているように、経済ヤクザとしての経験が活かされた内容だと思った。

 

 

第1章に、集団に対峙するスナイパー(狙撃手)の攻撃方法についての例えが非常に興味深かった。スナイパーは敵を死なない程度に狙撃する。そうすると、負傷兵を助けるために人数が割かれる。これを繰り返すと、多くの敵を1人で足止めできる。地雷も同様で、敵の四肢の一部を吹き飛ばすことで集団からリソースを奪うことができる、とのこと。

これがコロナの例えとして使われていた。死亡率が1.75%だとしても、そのために社会が持っている医療などのリソースを莫大に奪われていると。

 

第2章では、FIRE(Financial Independence (金融的自立) Retire Early (早期リタイヤ))について説明されていた。学術的根拠(「トリニティスタディ」など)の説明があり、その上で筆者のFIREについての否定的な見解が説明されている。

「FIREムーブメント」はコロナ禍という不透明な状況が生んだ、マネーの情報弱者を蝕む「マネー・カルト」の一つだと私は考えている。

 

第3章は、ビットコインなど暗号資産について。(2019年5月31日、改正資金決済法と改正金融商品取引法の可決により、「仮想通貨」は「暗号資産」という名称に定まったとのこと) 一般市民に限って言うと「ビットコインは利益を生まない」ことが説明されている。

 

第4章では、武器取引について書かれている部分がある。アメリカのトランプ政権からバイデン政権に変わり戦略が変わったことにより中東が不安定になることが触れられていた。

「バイデンで中東は戦火になる。そのために武器を集めている」と、前出の暗黒街の知人はえびす顔で明かしてくれた。

2021年にイスラエルとハマスが交戦したことが書かれている。そして、最近もハマスのテロが発生しているので、猫組長の説明は間違ってはいなさそうである。

 

第5章では、投資について書かれている。猫組長はかなりの資本により株式投資などを行っていて、『私が1000万円程度の投資には興味を持っていないことは事実だ』と前置きしつつ、税制優遇のある『iDeCo』、『NISA』などの名前を上げている。

 

色々参考になる情報があり、読んでよかったなと思った。

NISAは今までやっていなかったが、ちょっと検討しようかと思っている。

 

 

○その他

猫組長の祖父は、芥川賞作家とのこと。寒川光太郎氏(本名は、菅原憲光)という方。百田氏との対談番組でその話が出ていた。

猫組長は、最近できたばかりの日本保守党の党員となっている。10月17日に日本保守党の結党パーティにも参加した。そのとき、一般党員の方(?)が猫組長に、猫組長の祖父の芥川賞作品(『密猟者』)を差し上げようとしたのを断ったことを投稿していた。

 

祖父の著作、それも初版を持って来て下さった方がいました。差し上げますと言われましたが、とんでもないとお断りしました。おそらく100万円はするはず。

 

百田氏との対談番組で、猫組長が自伝を書いている話をしていた記憶がある。対談での組に入る当たりの壮絶な体験などは聞いていて迫力があった。

猫組長の自伝が出れば是非買いたい。

 

 

 

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