Mの部屋(仮題) リターンズ

英会話スクールとかオンラインレッスンとかTOEIC(985点)とか英検(1級合格)とか工業英検(2級)の情報を公開、共有。しばらく前にHPを公開していたがサービスが終了、久しぶりに復活したので、"リターンズ"。英検でも、TOEICでもそこそこ挫折を味わって、色々考えてきたので、参考にしていただけることはあるかも。


『新・魔法のコンパス』(西野亮廣著)

キングコング西野氏は、テレビなどで見かけてすごい人だなと思っていた。

今までに『アメトーク』、『ゴッドタン』、『百田チャンネル』などで出演しているを見た。オンラインサロンや著書に興味を持ったが、今までは入会もせず、本も買っていなかった。

今年、『あちこちオードリー』でのゲスト出演の回を見たあと、ついに本を購入した。

それが、この『新・魔法のコンパス』。

 

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〇 背表紙より

人間は「知らないものを嫌う」生き物だ。しかし知らないものの中にキミの未来が眠っている。たとえば、「お金」「広告」「ファン」。学校では教えてくれなかったが、最も直視すべき問題だ。現在、目まぐるしくルールが変更され、昨日までの常識が今日の非常識になることもザラ。その一方で、「時代が変わっても変わらないルール」も存在する。そんな普遍的なルール、しなやかに時代を歩くための羅針盤を"現代の革命家"ことキンコン西野が君に授ける!

 

〇 目次

はじめに

第1章 お金

第2章 広告

特別付録 この世界に失敗など存在しない

第3章 ファン

『夢を追いかけているキミへ』

 

〇 内容、感想など

まず本を開くと、普通の文庫本より文字がかなり大きかった。小学校低学年の教科書を思い出す感じ。285ページの本であるが、トータルの文字数はそんなに多くなさそうで、割合速く読み終わった。

文体も印象的。読者(「キミ」)に語りかける文体。例えば、第1章の冒頭がこんな感じ。距離感が近い感じがするので、最初は抵抗を感じたが、慣れるときちんとこちら(読者)に向かって伝えてもらっているという感じがしてよかった。

 挑戦を続ける為には、キミは、「キミの挑戦を阻む問題」を把握しておく必要がある。

 キミの挑戦を阻む問題は二つ。

 そのうちの一つが、『お金』だ。

第一章がお金の話で、『必ず食える1%の人になる方法』(藤原和博著)の内容やそれを著者の経験に当てはめた内容などとなっている。

第二章は、広告の話。著者の経験に基づいた話。著者の戦略的な広告がどのようにして成功したかなどが書かれている。

著者の、近畿大学の卒業式でのスピーチが、「特別付録 この世界に失敗など存在しない」、として収録されている。西野氏のテレビ出演を見ているからかもしれないが、スピーチの様子が頭の中で再現された。スピーチの流れは、最初、つかみから入って、面白い話を入れつつ、最後にはまじめな若者に向けたメッセージとなり、感動的なスピーチだった。

第三章は、ファンについての話。西野氏のオンラインサロンでの戦略、考え方、経験などが書かれている。また、『ファンベース』(佐藤尚之著)がおススメの本としてあげられている。

最後の『夢を追いかけているキミへ』は、「挑戦しているキミへ、ボクから少し長い手紙を贈ります」ということで、著者から読者へのメッセージになっている。

 

本書の内容(お金、広告、ファン)は、著者のオンラインサロン、絵本やその映画製作などの体験を通したものを実例として紹介され、考え方が書かれている。

読んだ人が、そのまますぐに活用できることが書かれているわけではない。しかし、何かをしようとした場合に、必要になる重要なことについての考え方が書かれていると思った。

例えば、お店を開業しようとしたとき、お金は重要であるし、お客さんに知ってもらうためには広告が必要で、お店を維持していくために、お得意さん(ファン)が必要である。そのために、本書に書かれている内容について考えるのは非常に重要だと思った。

(※ブログを書くということでも、参考になるところはあると思った)

 

著者のテレビでの発言を聞いていて、単純にコンテンツだけではなく、そのビジネスモデルやエコシステムを考えているのに感心する。

本書でも、企業(TOYOTA)から依頼された仕事がどうして自分のところに来たか、そしてどのように対応すべきか、ということを分析した過程が書かれている。単純に仕事が来たからそれに取り組んだ、というだけでないところがさすがだと思った。

 

本書の内容は、文体やフォントのためでもあるかもしれないが、無駄がなくダイレクトに伝わってくる印象を受けた。上記の紹介されている2冊の本を読んだみたが、それらの本と比較して、それを痛感した。芸人という職業柄、伝える能力が優れているのかもしれないとも思った。

 

西野氏は、非常に戦略的に考慮して、行動しているようである。クラウドファンディングも早くからはじめ、たたかれたりしたそうだが、先見性があったんだろうなと思う。

映画は海外でも公開されていて、どんどん実績が積み重ねられているので、非常に本の内容にも説得力があるなと思う。

 

bibi-star.jp

 

はじめに、「テレビ東京の『ゴッドタン』という番組で私服を破られたりして」いることが書かれている。西野氏は結構この番組のことを気に入ってるように見える。

 

 

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