この『990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか』は7年前に買った本。
最近、TOEIC対策が停滞気味なので、モチベーションアップもかねて読み返してみた。
目次
序章 講師紹介
第1章 基本戦略 リスニング
第2章 基本戦略 リーディング
第3章 TOEIC 攻略座談会
第4章 満点を狙える難単語100
序章で、早川幸治氏、神崎正哉氏、TEX加藤氏の英語学習歴、留学経験、英語講師になるまでのキャリアなどについて紹介されている。
第1章と第2章で、各講師が、各PARTのサンプル問題を例にどのように、どのくらいの速さで解いているかが書かれている。また、こういう問題では、こういうところに注意して解いているというようなことも書かれている。
第3章の座談会では、「リスニングへの対応力とは?」「読解に必要なスピードは?」「TOEICで扱われる語彙」「英語のセンスを磨くには?」「990点を目指すなら」というようなテーマで講師陣が対談している。
第4章は、「TOEICに出る可能性のある100の単語をリストアップ」されている。
印象に残ったところ
「PART 2 基本戦略」のところに以下の記述があった。
3人の先生に共通していることとして、PART2の応答を客観的に聞くのではなく、自分が話しかけられているイメージで聞くということが挙げられる。
話しかけられているつもりで聞くというのは、知り合いの留学経験のあるリスニングが得意な人が、同じようなことを言っていたのを聞いたことがある。
そこそこリスニング力がないと、なかなか話しかけられている感じで聞くのは難しいと思うが、一応そうしようとはしている。
座談会で、講師の先生方が、英語学習の目標としてのあんまり990を目標にするのは、講師の皆さんがすすめていなかった。
神崎 「TOEIC990点は英語学習の到達目標として、良いものではありません。」
英語学習の目標として990点だけにこだわらない方がいいというのは、納得。
例えば、TOEICの勉強だけしていてもTOEICテストの対応力があがるだけで、英会話ができるようになるわけではないと思う。なので、自分の場合は英会話は英会話で別に習っている。
TOEICの勉強と、実際に仕事などで必要となる英語力は、必ずしも同じではないと思うので。
所感など
・162ページでそんなにボリュームはなくて、さらっと読める。
・新形式になる前の形式(PART1が10問の頃の形式)の本であるが、今も参考になるとは思う。
・満点講師の解き方ということなので、読んだからといって自分の英語力では同じことはすぐにできないと思った。
・以前読んだときは、第4章の難単語はスキップしたが、今回一通りチェックした。見たことはあるがきちんと意味を覚えていない単語が多かった。たしかにTOEICで出てそうな単語のように思えた。
まとめ
TOEICを受けることについて、一歩引いた視点で考えてみたい人にはおススメの本だと思う。
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