気軽に読めそうな翻訳関連の本として購入。
内容
著名な翻訳者である柴田先生の書かれたものなどから、引用され編集されている。合計100個掲載されている。
掲載されている文章は柴田先生が選んだのではなくて別の方で、まえがきでは「柴田は監修者と言うのが正しい気がする」と書かれている。
それらの選ばれた文章に対して、柴田先生が現状の考えや、補足などのコメントを書かれているところもある。
目次
第一章 ぼくが考える翻訳とは
第二章 ぼくの翻訳手法その(1)
第三章 ぼくの翻訳手法その(1)
第四章 ぼくが考える翻訳というお仕事
第五章 ぼくの翻訳の教え方
第六章 ぼくと村上春樹さんとのお仕事
第七章 [番外編]ぼくから若い人たちへのメッセージ
感想
翻訳や本を読むことなどについてのいろんな事柄について書かれている。1つのトピックは見開き2ページ。たまに、左のページはタイトルだけというところもある。
ということで非常に気軽に読めた。
特に印象に残ったところをあげてみる。
76 受験勉強が役に立つ
翻訳は受験英語をきちんとやったことが報われる職業です。もしかしたら唯一そう言える仕事かも。
65 辞書に謝辞を
ここで柴田先生の愛用の辞書が『リーダーズ英和辞典』『リーダーズ・プラス』だと書かれている。LogoVistaのリーダーズ辞典セットはこれを読む前には購入していたが、これを知ってからは、自分もリーダーズの辞典をよく参照するようになった。(影響受けやすい…)
74 読点は人格上の問題だ
『翻訳夜話』からの引用されているところ。元の本も読んだときにも、印象に残っていたところ。それを読んでから、読点の打ち方を気にするようになったが、まだまだピンとこない。
いや、学生の翻訳だけじゃないね、世に出ている翻訳でもその点にいちばん違和感がありますね。呼吸っていうことをちょっと軽視してるんじゃないか。
まとめ
気軽に読める本である。でも、結構重要なことが書かれていると思う。
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