法廷ミステリーを読みたいなと思っていたら、最近発売になった『法廷ミステリーアンソロジー、逆転の切り札』(西上 心太・編)という本があったので購入。
購入してから、1週間で読み終わった。
非常に面白かった。自分にしてはかなり速く読み終わった。
背表紙より
司法担当記者の沢村はとある窃盗事件を追う中で、これは刑事による「創罪」ではないかと疑いを持ち・・・(「置き土産」)。法廷で繰り広げられる駆け引き、証言から導き出される新たな事実が、やがて隠された真相を暴き出す。人気作家による傑作ミステリーアンソロジー
収録作品
阿津川 辰海 (著) 「六人の熱狂する日本人」 ・・・裁判員裁判の評議が舞台。
伊兼 源太郎 (著) 「置き土産」 ・・・新聞社支局の司法担当記者の物語。
大門 剛明 (著) 「偶然と必然」 ・・・刑事と検事の物語。
丸山 正樹 (著) 「弁護側の証人」 ・・・手話通訳者が法廷で手話通訳を務める。
横山 秀夫 (著) 「口癖」 ・・・家庭裁判所の家事調停委員の物語。
感想
それぞれの作品は全然違う設定で、雰囲気も全然違うものであったが、緊迫感があったり、次の展開が気になったり、それぞれ面白く読めた。
テイストの違う面白い作品を集めて、全体的によくまとまったアンソロジーになっていると思った。
面白かったので、それぞれの作品が収められている元の本も読んでみたくなった。まずは『龍の耳を君に』(丸山正樹著)を早速購入。今まで全然読んだことのない手話通訳者が主人公のシリーズの本。このシリーズは結構評判らしい。
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