翻訳のための問題集、『翻訳英文法トレーニングマニュアル』を終了。
内容
この『翻訳英文法トレーニングマニュアル』は、安西先生の『英文翻訳術』の内容に対応した問題集。
この本の「はじめに」に以下のように書かれている。
上智大学で担当している翻訳実技の授業のために、「翻訳英文法」の各項目ごとに例文を集め、学生諸君といっしょ、に教室で実際に邦訳作業を演習した結果が、本書の土台になっている。
※ここに書かれている『翻訳英文法』が改題され、ちくま学芸文庫の『英文翻訳術』として刊行されている。
英文法で分類され、23項目合計31のセクションにわかれている。それぞれ最初に解説、公式があり、その後に2~4問の問題が出題されている。
感想
『英文翻訳術』の内容の復習にちょうど良かった。
『英文翻訳術』よりはやや難しめの印象。間違えたりして、実力のほどを思い知った。
問題に対する筆者の訳例を見ると、結構踏み込んだ意訳がそこそこある。いきなりはまねできないし、そこはいきなりはまねしない方がよいと思った。でも、考え方や発想などは参考になった。
誤字など少しあったが、一番気になったのは、目次に記載されたあとがき。そのページを見ると背表紙の裏のページであり、あとがきはなかった。きっとこの目次が間違っているんだと思う。
セクション(文法)ごとに翻訳のポイントが、公式としてまとめられているので、見返すのにちょっと便利そう。
まとめ
安西先生の『英文翻訳術』を内容を再度練習したい人には、この『翻訳英文法トレーニングマニュアル』はおすすめ。
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