音読やシャドーイングが結局は重要みたいな意識がずっとあり、何かそんな感じの本はないかなと思って見付けたのがこの『音読特急』。
『音読特急』は、TOEICのPART3, 4の問題がベースになっている。
PART2に比べ、PART3, 4はナレーションが長く、情報量が多くて、聞ける単語を元に(想像力を働かせて)ある程度は状況が把握できるので、PART2ほど苦手意識がなかった。
それで今までは、PART3, 4に特化した本を買ったことがなかった気がするが、一通りやってみて、この本は結構よい本だと思った。
目次
第1章 音読トレーニングを始める前に
音読トレーニングの効能
音読トレーニングのメニュー
第2章 パート3でトレーニング
問題演習+音読トレーニング
仕上げのトレーニング
第3章 パート4でトレーニング
問題演習+音読トレーニング
仕上げのトレーニング
PART3, 4でそれぞれ13セット39問、10セット30問あり、本番と同じ量の問題数が入っている。難易度は本番と同じになっているとのこと。
1日1セットで、まずは普通に問題を解いて、その後音読トレーニングをする。
音読トレーニングは、音声に続いてスラッシュごとに区切られた部分で読んだり、音声と同時にオーバーラッピングして読んだりする。オーバーラッピングの最後には、1.2倍速の音声にあわせてオーバーラッピングもする。
第2章、第3章 の終わりには仕上げのトレーニングとして、再度13セット、10セットの問題を使って復習する。音声は1.5倍速のものも使用する。
結果
PART 3, PART 4の問題を解いた結果は以下のとおり。ほぼほぼ本番通りの難易度のようである。
PART 3 正解 36問/13セット39問
PART 4 正解 28問/10セット30問
ちなみに、問題を解いて、音読トレーニングをすると、1セットで、合計25回音読することになり、時間としては大体40~45分かかっていたと思う。
感想
この本を解き始めて、今までPART3, 4はなんとなく解いていたが、そんなにきちんと聞けていないということに気づいた。問題を解いて正解していたとしても、この本では音読トレーニングのために全文を見返すため、それに気づいた。それでより丁寧にナレーションを聞くようになった。
高速な音声が使用されているので、だんだん早い音声に慣れてくる感じがした。筆者が本番当日は高速の音声を聞いて耳を慣らしてから受験すると書いていたので、最近のTOEICで同じようにやってみたが、テストの音声はちょっと聞き取りやすかった気がする。
実感は、ものすごいというほどではないが、効果はたしかにあったと思う。やはり、最後は音読などのトレーニングなんじゃないかと思う。
音声の再生は無料とのことで、この本でも紹介されている abceedというアプリをインストールしてみた。最近のTOEICの当日の朝、電車で移動中にこのアプリで1.5倍速の音声を聞いてみたが、よい準備方法だと思った。これからもテスト当日の朝は高速の音声を聞こうと思う。
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