今回、2冊目の百田氏の本。
ご本人が『夢を売る男』の中でも、そしてツイッターでも書かれているが、同じタイプの小説などはあえて書かれていないとのこと。色々な小説を書かれている。そして評判良さそうなものが多い。
でも自分は割とシリーズものが結構好きだったりするので、『夢を売る男』の次に何を読むか決めかねていた。『永遠の0』も手元にあるが、まだ読んでいない。
そんな時、ちょうど最近発売されたばかりの作者の本を見つけた。それが『夏の騎士』。評判も良さそうなので購入して読んでみた。
感想
劣等生である小学生3人が騎士団を結成し、殺人事件を解決しようとしたり、その活動を通して成長していくストーリー。
ストーリーテリングはさすがだな思った。以前読んだ本とは全く違ったタイプの小説であったが飽きずにどんどん読めた。そしてストーリーを通して子ども時代のノスタルジックな体験をすることができた。普段そんなに少年小説、青春小説は読まないが、この本はおもしろかった。
軽く泣きそうな場面もあった。(実はちょっと泣いたかもしれない)
そして最後の最後までおもしろかった。最後の3行、このおかげで非常に余韻が残っている。
こういういい本は、おそらく読者がそれぞれ自分の世界を楽しんでいるはずで、映像化はしてほしくないなと思った。
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