10年以上前に購入して、途中まで読みかけていた本。
たしか当時テレビでも取り上げられたりして話題になっていた記憶がある。
手元にあったのでまた読み始め、今回は読み終わった。
内容
「求めない」ということについて、いろいろな短句、短詩が書かれている。
1ページに1行というようなところもあり、文字数は全然多くない。
こんな感じで求めないことについてずっと書かれている。
求めない―
すると
失望しない
少ししか求めない―
すると
その手に入ったものを
大切にする
ほんとに味わう
そして、ほんとに楽しむよ
感想
10年以上前に読んで、既にかなり影響を受けている。自分の根幹まで影響を受けているような気がする。
そのため、今回読み直してみて最初ほどインパクトはなかった。
生活する中で、人に対して、お店などのサービスに対してなど、期待しすぎるとがっかりすることがあるので、普段からあんまり期待しないようにしている。
あんまり期待せずハードルを下げておくと、少し丁寧に対応してもらったりするだけでうれしく感じる。昔より感謝する機会が増えている。
ただ、求めないということはいいことだと思う一方で、何かを求めて頑張るというのもいいことだとも思っていた。
例えば、頑張って勉強してTOEIC900点を目指すとか。
そこらへんの兼ね合いはどうなのかと、なんとなくずっと疑問だった。
今回読み直してみて、その答えが書かれているのに気付いた。
「誤解しないでほしい」という文章で始まる、「はじめに」に書かれていた。
「求めない」というのは余計なものは求めないということだった。
それで納得した。
ぼくが「求めない」というのは
求めないですむことは求めないってことなんだ。
本の中に、繰り返し「求めない」ことが書かれていて圧倒されたせいか、「はじめに」のその注意書きは全く意識に残っていなかった。
そういう人が多いんじゃないかと思う。
ちなみに、この本、アマゾンレビューでは★5が圧倒的に多く、かなり高評価となっている。
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