Mの部屋(仮題) リターンズ

英会話スクールとかオンラインレッスンとかTOEIC(985点)とか英検(1級合格)とか工業英検(2級)の情報を公開、共有。しばらく前にHPを公開していたがサービスが終了、久しぶりに復活したので、"リターンズ"。英検でも、TOEICでもそこそこ挫折を味わって、色々考えてきたので、参考にしていただけることはあるかも。


ローレンス・ブロックの『八百万の死にざま』『暗闇にひと突き』

ローレンス・ブロックのマット・スカダ―シリーズのシリーズ最終作と思しき作品が昨年出版されて購入した。それに加え、もう一冊未読の作品があったのでそちらも購入。

このシリーズを読んでいたのがかなり前だったので、それらの本を読む前に、シリーズの最初の方の作品から読み直している。

 

今月は『暗闇にひと突き』と『八百万の死にざま』の2冊を読み終えた。

少し順番を間違えて、飛ばしてしまった2作品。

 

1 過去からの弔鐘 (Sins of the Fathers)
2 冬を怖れた女 (In the Midst of Death)
3 一ドル銀貨の遺言 (Time to Murder and Create)
4 暗闇にひと突き (A Stab in the Dark)
5 八百万の死にざま (Eight Million Ways to Die)
6 聖なる酒場の挽歌 (When the Sacred Ginmill Closes)

 ・・・

18 マット・スカダー わが探偵人生 (The Autobiography of Matthew Scudder)

 

 

『暗闇にひと突き』は、昔の連続殺人事件の一つの事件には犯人が別にいるらしいとのことで、依頼を受けたスカダ―が捜査するという設定。

昔の事件であり調査が困難であるが、粘り強く調査を続けてマット・スカダ―が真相に到達する。読んでいると困難な調査を体感しているようで疲労感を感じる気がした。

この作品まで、スカダ―はよくバーなどでアルコールを飲んでいたが、特にアル中という感じでもなかった。ただ、後の作品につなげるためだと思うが、主人公以外の登場人物の1人がAA(禁酒会)の集会に参加するという話が出てきていた。

若い女性ばかりを狙った九年前の連続刺殺事件はニューヨークを震撼させた。犠牲者は皆、アイスピックで両眼をひと突きされていたのだ。ブルックリンで殺されたバーバラも、当時その犠牲者の一人と考えられていた。が、数週間前に偶然逮捕された犯人は、バーバラ殺しだけを頑強に否定し、アリバイも立証されたという。父親から真犯人探しを依頼されたアル中探偵スカダーが、困難な調査の末に暴き出した驚くべき真相とは?

 

 

 

『八百万の死にざま』は、アメリカ私立探偵作家クラブ(PWA)最優秀長篇賞を受賞していて、映画化もされている作品。

初期の作品の中では話しも長めで、文庫で500ページ近くもある大作。

この作品では、本当にマット・スカダーがアル中になっている。AA(禁酒会)の集会にも参加している。アル中に向き合うことが大きなポイントになっている。

この本は30年前くらい前に読んだと思うが、最後のセリフが感動的過ぎてずっと覚えている。最後のセリフを覚えていたが、今回もぐっとくるものがあった。

キムというコールガールが、足を洗いたいので代わりにヒモと話をつけてくれという。わたしが会ってみると、ヒモは意外にもあっさりとキムの願いを受け入れてくれた。だが、その直後、キムがめった切りにされて殺された。容疑のかかるヒモの男から、わたしは真犯人探しを依頼されるが・・・・・・マンハッタンのアル中探偵マット・スカダー登場。大都会の感傷と虚無を鮮やかな筆致で浮かび上がらせ私立探偵小説大賞を受賞した大作

 

 

おそらく当時、マット・スカダ―シリーズは結構な人気が出てきていたためだと思うが、この後の作品はハードカバーで出ていた。

自分はそのハードカバーをずっと買っていた。

 

文庫よりちょっと持ち運びが不便なハードカバーだと、読むペースが下がりそうな気がしなくはない。

 

www.englishlearner-m.net

 

 

 

 

 

 

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