ローレンス・ブロックの『獣たちの墓』を読んだ。
マット・スカダ―・シリーズの10作目。
未読の直近の2冊を読むため、最初の作品から読み返している。
1 過去からの弔鐘 (Sins of the Fathers)
2 冬を怖れた女 (In the Midst of Death)
3 一ドル銀貨の遺言 (Time to Murder and Create)
4 暗闇にひと突き (A Stab in the Dark)
5 八百万の死にざま (Eight Million Ways to Die)
6 聖なる酒場の挽歌 (When the Sacred Ginmill Closes)
7 慈悲深い死 (Out on the Cutting Edge)
8 墓場への切符 (A Ticket to the Boneyard)
9 倒錯の舞踏 (A Dance at the Slaughterhouse)
10 獣たちの墓 (A Walk Among the Tombstones)
11 死者との誓い (The Devil Knows You're Dead)
12 死者の長い列 (A Long Line of Dead Men)
13 処刑宣告 (Even the Wicked)
14 皆殺し (Everybody Dies)
15 死への祈り (Hope to Die)
16 すべては死にゆく (All the Flowers Are Dying)
17 償いの報酬 (A Drop of the Hard Stuff)
18 マット・スカダー わが探偵人生 (The Autobiography of Matthew Scudder)

麻薬ディーラーとして成功した、キーナンの魅力的な若妻フランシーンが、ブルックリンの街角で白昼堂々と何者かに誘拐された。間もなく脅迫電話をかけてきた姿なき誘拐犯。その要求に応じ、キーナンは巨額の身代金を支払う。しかし犯人が指定した車のトランクのなかにあったのは、変わり果てた妻の無惨な死体だった――。犯人への復讐を誓うキーナンは、事件の手がかりを探るため元刑事のスカダーに調査を依頼するが……現代最高峰の私立探偵シリーズ代表作
作者は前作でMWA賞を受賞したが、本作品はそれに似たところもあるような残虐な犯罪を捜査するストーリーになっている。
そういう意味で二匹目のどじょうとどこかに書かれていたのが記憶に残っていたが、それは訳者のあとがきに書かれていた。
この作品は残虐な犯罪を扱っている一方で、主人公のマット・スカダ―とエイレンやTJなどとの関係性などに進展があるのが興味深い。そういうところは、全然覚えていなかった。
TJの知り合いのハッカーが登場するが、通信機器が90年代あたりのパソコン通信の時代を思わせるものとなっている。また、TJを呼び出すためにポケベルが使われている。こういうあたりは時代を感じさせる。
ちなみに、この作品は「誘拐の掟」として2014年に映画化されているらしい。
訳者によると、次の作品は趣が変わるらしい。
また次回作もじっくりと読んでみようと思う。
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