『御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方』を今年読み直した。
この本は非常に印象に残っている本。なぜなら、TOEIC800点台の頃に読んで、自分では900点達成に役立ったと思っている本なので。この本は、自分の中の900点達成の4つほどある決め手の中の一つと思っている。
中身はタイトルが表すように、本の趣旨は子供の学力などの向上のために大人視点でどのように子どもに学習させればよいか、という本。
学習環境、考え方など色々書かれている。その中でテストを受けるときの注意点なども載っている。そのあたりは自分がテストを受ける際に役立った。

御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方
- 作者: 西村則康
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2013/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・目次
1 子どもの将来の能力は10歳まででほぼ決まる
2 「頭のいい子」を見極める5つのポイント
3 最強頭脳のベースをつくる23の法則
・内容や感想
本を読んでいて思ったのは、著者は経験豊かで優秀な家庭教師だなと思った。色々なタイプの子どもや親に接していて指導を行い経験を積まれている。目標となる方の受験についてもうわべだけでなく、しっかり試験の本質的な部分まで把握されていそうだと思った。そういうことにより、子どもの受験合格などの実績をつまれているようである。
テストに関するところで、以下のようなところは参考になった。そして今も役立っている。
・3章 (19) 子どもが得意な「でまかせ思考」は危険
ぱっと見ただけで答えてしまうのは危険で、きちんと設問を読んで答えないといけない。自分もだいたい読んで、きっとこういう問題だろうなと思って答えたら違ってたというのは何度もあった気がする。
ただし、TOEICのリーディングは速さを求められるのでちょっと難しいところではあるが。
・3章 (21) 瞬時に見抜いて効率アップ!○△×学習法
勉強の効率の話。できる問題、頑張ればできるようになる問題、全然できない問題があったとしたら、勉強すべきなのは頑張ればできるようになる問題。
これを問題集レベルで考えると、簡単な問題ばかりの問題を解くのは時間の無駄だし、難しすぎる問題集をやるのは、長期的には結果が出るかもしれないが、短期的には効率が悪い。
・3章 (22) 合格する子はテストで完璧なんて目指さない
これは、結果が合格、不合格ででる英検で考えるとわかりやすいかもしれない。リスニングは8割とれるけど、リーディングを5割くらいしかとれないからリーディングに重点を置こうとか、リーディングでも特に単語の問題がだめだから集中して勉強しようとか、合格ラインを意識して勉強を進めるのがよい。
英検は、一次試験がリーディング、リスニング、ライティングなど色々含まれたテストであるから、そういう合格ラインを意識した作戦的な部分は結構効くと思う。
・この本のおすすめの読者
この本は子供の勉強をどのようにさせるかという大人からの視点の本である。しかし勉強方法やテストに関する部分は、子供だけでなく、学習している大人にも役立つと思う。
ということで子どもの学習も見つつ、自分も勉強してテストなどを受けている大人には、自分にも子どもにも役立つ、一粒で二度おいしい本だと思う。
・その他
本を読んでいて内容がいいなと思った本は付箋紙をはることがあるがこの本もその一冊。最初それほど期待は大きくなかったが、読んでみると役立ちそうなことが色々書いてあるので付箋をいくつもはってしまった。
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