昔は、興味がある本だったらとりあえず買っておいた。
しかし読まない本は、いつまで経っても読まないということにやっと気づいてきた。
この先も読まなさそうな本は、最近ではメルカリなどで売ったりしている。
ということで、昔に比べると気軽に新しい本を買うということはかなりなくなり、
評判がよさそうなものを買っている。
今年、8月に『きんぴか』の3冊を買った。この作品を買ったのは、ベストセラー作家であり現在は参議院議員でもある百田尚樹氏が、浅田次郎作品の中でおもしろかったものとしてあげていたので読んでみたくなった。
この作品は、浅田次郎氏の実質的デビュー作。
冒頭の「完本『きんぴか』によせて」によると、かなり完成度が高い作品のようで、作者が手を入れることなく、四つの出版社が形態を変えて、7種類刊行してきている。総部数も100万部は確実に越えていて、200万部に届いているかもしれないとのこと。

きんぴか①
敵対する組の親分を殺し、十三年余りの刑期を終えて出所した、ピストルの健太、通称〝ピスケン〟こと阪口健太。自衛隊の湾岸派兵に反対し単身クーデターを起こし、自殺未遂した〝軍曹〟こと大河原勲。大物政治家の収賄の罪を被った大蔵官僚出身の元政治家秘書〝ヒデさん〟こと広橋秀彦。個性的すぎるこの三人が奇妙な縁でタッグを組み、彼らを陥れた巨悪に挑む。「悪漢小説の金字塔」決定版!
きんぴか②
〝ピスケン〟こと阪口健太、〝軍曹〟こと大河原勲、〝ヒデさん〟こと元大蔵官僚の広橋秀彦は、銀座の砦で静かな毎日を過ごしていた。と、ピスケンは突如、警察のターゲットになり、ヒデさんは世紀の疑獄スクープをした知人のジャーナリストに異変が。三人の悪党に降りかかる難題。そこで彼らは想像を絶する行動に。著者のデビュー作にして最高のコメディ、ますます快調の第二弾。
きんぴか③
〝ヒデさん〟こと元大蔵官僚の広橋秀彦を「あなたは私のライフワークだった」と慕い、大疑獄事件をスクープしたジャーナリストの草壁明夫が殺された。三人の悪党のうち〝ピスケン〟阪口健太、〝軍曹〟大河原勲は、持ち前の度胸、体力を使い独自に動き出したが、広橋が選んだ行動とは――。そして、三人についに別れが訪れる。「きんぴか劇場」終演で、感動に包まれる第三巻!
浅田次郎作品を読んだのは今回が初めてであったが非常によかった。
短期間で3冊を読み終わった。
中心となる反社、元大蔵官僚、元自衛官の3人が個性的でその活躍がおもしろい。
かなりハチャメチャな感じもありつつ、ストーリーの端々に出てくる金融、医学などの専門的な記述によるリアルさがあり、いいバランスになっていたと思う。
中心人物の三人以外も印象的だった。個人的には特に、2巻目のタイトルにもなっているマリアがかなり印象的だった。
百田氏のコメントを聞くまで、全然知らない作品だったが、購入して当たりだった。
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