またアイザック・アシモフの『ファウンデーション』を読み返した。
少なくとも3回目、たぶん4回目のような気がする。
やはり、面白かった。
たまに読み返したくなる本がいくつかあるがそのうちの1冊。
去年、この本を原書で読んだ。『Foundation』
実はこの英語版について書こうと思っていたがなかなか書けないでいた。それで日本語版を読み返し始めたらまた最後まで読んでしまった。
去年英語版を読んで、ストーリーは大体覚えていたので、意外な展開の部分は意外ではなかったが、スリリングな展開の部分はさすがに日本語のほうがスリリングさを感じた。
ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: アイザック・アシモフ,岡部宏之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/04
- メディア: 文庫
- 購入: 17人 クリック: 353回
- この商品を含むブログ (89件) を見る
アマゾンのレビューで指摘されているが、日本語版は訳がちょっと気になるかもしれない。それでも内容については高評価である。
それに上記のアマゾンの日本語版の方のリンクはブログからの参照が結構多い。やはり評判が良い本ということだろうか。
この本について書きにくかった主な理由は、この本は事前情報なしで読んだ方が楽しんでもらえると思ったから。そのため内容にあまり触れずに面白さを伝えうとしたが、難しかった。未読の人にはなるべく展開を知らないで読んで楽しんでもらいたい。
ということで、本の内容については、ちょっと長いが、日本語版の裏表紙よりそのまま引用する。
第一銀河帝国は、何世紀にもわたって少しずつ、だが確実に頽廃と崩壊をつづけていた。しかし、その事実を完全に理解している人間は、帝国の生んだ最後の天才科学者-ハリ・セルダンただ一人であった!彼は自ら完成させた心理歴史学を用いて、帝国の滅亡と、その後につづく三万年の暗黒時代を予言したのだ。だが、人類にとって救いがないわけではなかった。滅亡へと向う巨大な慣性を、ほんのすこしでも偏向できれば-かくて暗黒時代をただの千年に短縮するため、セルダンはふたつの"ファウンデーション"を設立したのだが…。巨匠が壮大なスケールで描く宇宙叙事詩!
ずっと昔から、もし尊敬する人を聞かれたら、心理統計学者のハリ・セルダンと答えようと思ってる。
でもまだ聞かれたことがなく、答えたことはないが。
(もし記事が参考になったようでしたらクリックしてただけるとうれしいです)