アメリアの翻訳トライアスロン2020の総合成績が返ってきた。
点数は既に公開されていたが、順位や総合点など新たな情報と共に送られてきた。
出版 63点 274位 (529名)
映像 72点 438位(528名)
実務 不参加 (485名)
総合 135点 463位 (711名)
三種目すべてに参加した人は、349名だったとのこと。
出版は、平均点(65点)より2点下だったので、まあこんな順位かなと。
映像が、平均点(79点)より7点下だったが、順位は思ったより下だった。字幕翻訳は、初めて挑戦したが、世の中そんなに甘くなかった。
実務は不参加だったので、総合点は高くないが、後ろから1/3くらいだった。1種目だけしか提出していない人が結構いるのかもしれない。
点数と共に、点数による評価基準が記載されていた。
映像が72点だった。75点~66点の範囲に入る。
勘違いによる誤訳やケアレスミスが目立ちます。よく知っていると思っている単語や熟語、表現も逐一辞書で用法を確認してみましょう。
出版は63点だった。こちらは、65点~50点の範囲。
原文読解で誤っている部分あるいは原文の文章構造のままで訳文に置き換えてしまっている部分が多くみられます。辞書や参考書をしっかり活用し復習してみてください。
ところで、新型コロナの流行以来、定例トライアルの応募者数を見ていると、1年前に比べてアメリアの会員がなかり増えていて、盛況なようである。
今回のトライアスロンの参加者の数字も過去のものと比べてみたら、かなり増えていた。
2018年の応募者 出版 303名、映像 309名、実務 242名 全種目参加者 191名
2019年の応募者 出版 375名、映像 306名、実務 331名 全種目参加者 224名
2020年の応募者 出版 529名、映像 528名、実務 481名 全種目参加者 349名
翻訳業界は、新型コロナ以前にも、そんなに稼げる業界ではないという印象だった。翻訳の単価が下落傾向にあるようである。最近では、機械翻訳の精度が上がってきて、そちらの活用も増えているらしい。
それに加えて、翻訳者を目指す人が増えるのでは、どんどん競争が大変になってそうな気がする。
実力がかなり重要であるが、実力アップするのは大変で、翻訳はある程度好きじゃないと続けられない気がする。
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